2018年

11月

08日

表現力を磨きたい

またまた久しぶりの更新になってしまいました。

 

先日、母校(お茶の水女子大学)の同窓会主催の行事に、音楽科卒業生有志の合唱団として参加してきました。

歴史の古い大学なので、合唱団のメンバーは大先輩ばかり。合唱団の指揮をして下さったのも、経験豊かな大先輩でした。

 

本番前の練習。指揮者の方が「ここは、ひとつひとつ音をポツポツと歌うのでなく、なめらかにつなげて歌って下さい。階段でなく、エスカレーターの感じで」と言われたのを聞いて、うまい表現だなぁ!と感心しました。その一言で、その部分がとてもきれいに歌えるようになったのです。

 

早速、翌週のレッスンでそれを使わせてもらうことにしました。

これまで「音をひとつずつ弾くんじゃなくて、横につなげるように弾いてごらん」などと生徒さんに言っていたのですが、なかなかうまくいかないと感じていましたが、「階段じゃなくてエスカレーターみたいに弾いてみて」と言ってみるとあら不思議!とてもきれいなレガートで弾いてくれました。先輩に感謝です。

 

そしてまた別の日。練習曲の注意書きに「たっぷりとした感じで弾きましょう」とありました。低学年の生徒さんに「意味わかる?」と聞いてみたところ、「・・・分からない」・・・確かに。どう説明したらいいんだろう、と思っていたのですが、突然ひらめいて「マツコ知ってる? マツコが弾いてるみたいに弾いてみて?」と言ってみたところ、まさに私の思っていた通りの「たっぷりとした音」で弾いてくれました。やった!

マツコさんの、単にビッグサイズというだけでない、どことなくゆったりと優雅な感じが、そこで出したい「たっぷりとした音」というのにぴったりだと思ったのです。

 

ピアノの音をどう出していくか、単に「大きい音・小さい音」「長い音・短い音」というだけでない音をどう作っていくか、というのを考えたり、伝えたりすることはとても難しいことだと日々感じています。ピアノを教えるということは、それをうまく伝えていく表現力をつけることでもあるんだなと改めて感じました。

そうした表現力の引き出しを、たくさん持っていきたいと思います。

2018年

3月

10日

近況

ここ数か月忙しくしており、こちらも放置ぎみになってしまっていましたが、生徒さんたちは変わらず元気にレッスンに通ってきてくれています。

 

2月から、春に行う発表会の曲の練習を始めています。

教室を始めたばかりの頃は、生徒さんも小さくて初心者ばかりで、発表会の選曲も童謡やもっとも簡単な曲集から行っていました。2~3年そのようなことが続き、もう少し大きな曲や、他の先生の発表会で取り上げられるような曲を横目で見ながら(笑)「あぁ、いつになったら私の生徒さんたちがこういう曲を弾いてくれるのかしら・・・」と思っていました。

 

でも今回気がつくと、そうした初心者向けの曲集はホコリをかぶっていて、「これはまだまだ使わないよね」と思っていた曲集からいくつも選んでいることに気がつきました。

あんなに簡単な曲が弾けなかった子がこの曲を、とか、あの一小節のリズムに四苦八苦していた子が「全体がリズム命!」みたいなこの曲を弾けるようになったんだ、とか、発表会の選曲を通して皆さんの成長を改めて実感しています。

 

もちろん、今回初めて発表会に参加する、可愛らしい生徒さんたちもいます。

普段のレッスンよりちょっと難しい曲を、一生懸命頑張っています。

みんながぐっと成長し、そしてご本人やご家族のよい思い出になる発表会になることを願って、一緒に頑張りたいと思います。

2017年

6月

19日

2017年度 発表会

すっかり遅くなってしまいましたが、先月の発表会の様子です。

 

発表会も今年で5回目。今年はこれまでで一番多くの生徒さんが参加してくれました。第1回の時に、可愛い童謡を弾いていた生徒さんが、立派な長い曲を堂々と弾いてくれるようになりました。今年初めてで、ちょっと緊張しながらステージに上がった人もいます。2回目、3回目の人は、昨年より難しい曲に挑戦しました。

 

思い通りに弾けた人、ちょっぴり悔しい思いをした人、いろいろでしたが、全員が充実したとても良い笑顔だったのが心に残っています。みんなよく頑張りました!

2017年

1月

26日

この時期の恒例

ずいぶんブログを放置してしまいました(汗)

 

年末年始が慌ただしく過ぎ、恒例の「発表会の曲決め」の時期がやってきました。

昨年・今年と、発表会の曲を決めるにあたり、生徒さんたちに私からの候補曲リストをお渡しし、ご自宅でYouTubeなどを見て、弾きたい曲を選んで頂くようにしています。CD等を探さなくても簡単に家で演奏動画が見られるようになって、便利な時代ですね。

 

この候補曲を選ぶのがとても大変で、楽譜を積み上げて生徒さん一人ひとりの顔を思い浮かべながらウンウンうなりながら考えています。今年は2日間かかりました(^^;)

 

先週のレッスンでリストをお渡しし、今週次々と持ってきてくれています。皆さんおうちでご家族と一緒に検討してくれたようで、ご家族一緒に楽しみながら「どの曲がいいかな?」と選んでくれた様子がお母様方のコメントから伝わって来て嬉しくなりました。普段「練習やりたくなーい」と言っている生徒さんも、発表会の曲になると「難しい方の曲を選んだ!」と胸を張って言ってくるのが、可愛くもあり、心の中で「よし!うまくいった!」とひそかにガッツポーズをする瞬間でもあります(笑)。

 

みんな頑張ろうね!

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2016年

8月

29日

モーツァルトとタイガース

夏休みももうすぐ終わりますね。

 

先日、阪神タイガースファンの家族に付き合って、甲子園球場へ阪神戦を見に行ってきました。

横浜スタジアムでのビジター戦は何回も行っているのですが、本拠地甲子園は全く別物!

球場の外も中も、タイガースカラーの真っ黄色で埋め尽くされていて、プロ野球界トップクラス(?)と言われる応援にタジタジでした(汗)

 

話は飛ぶのですが、以前モーツァルトの「トルコ行進曲」について調べていた時のこと。「トルコ行進曲」は、当時世界一強いと恐れられていたオスマントルコの軍楽隊の演奏に着想を得て作曲されたと言われています。この軍楽隊の特徴的なリズムが「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」というもので、だから「トルコ行進曲」もそういったリズムで書かれているそうです。もうひとつ有名な「トルコ行進曲」にベートーヴェン作曲のものがありますが、これも、曲は違えど同じリズムになっています。

 

これを知って「ほ~!」と感心した私は、早速家族にその話をしました。

それを聞いた家族は「ん? そのリズムはどこかで聞き覚えが・・・ あっ!タイガースの応援のリズムだ!」と・・・(@_@)

 

たしかに・・・タイガースの応援にはいろんなパターンがあるのですが、「かっとばせー だーれだれ(選手の名前)」のような掛け声から、選手それぞれにある応援歌、それから球団の応援歌「六甲おろし」まで、どれもが「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」というリズムに乗って演奏(?)されるんです。

 

タイガースとモーツァルトの意外な共通点・・・さらに思い起こしてみると、タイガースに限らず高校野球の応援とか、さらには誰かを応援するいろんな場面でこのリズムを耳にするような気もしてきました。うーん、なぜなんでしょう?人間の本能のどこかに根ざしたリズムなのでしょうか。

 

特にタイガースファンというわけではない私は、甲子園球場で「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」のリズムで熱狂的に応援する皆さんを見ながら、そんなことを考えていました。

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2016年

5月

31日

2016年度発表会

5月の初めに、2016年度発表会を行いました。今年も、生徒の皆さんや保護者の方々を始め、会場スタッフの方など皆さまのご協力の下、無事に終えることができました。

 

譜読みから始まってこの日まで約3か月間、みんなそれぞれによく頑張りました。

ひとつの曲にこれだけ長い時間をかけて取り組む機会は普段はないので、苦手なテクニックの部分練習や手や腕の使い方、それから音の出し方や曲の表現まで、じっくりと練習する良い機会になりました。難しい箇所の部分練習メニューを作ってお渡しし、頑張って練習してきて弾けるようになったこと。曲のイメージを一緒に考えて、絵を描いてもらったこと。レッスンでの演奏を録音して一緒に聴き、「ここがイマイチだね」と確認しながら練習したこと。それぞれの生徒さんとの、この日までの山あり谷ありが思い出されて、舞台裏で皆さんの晴れ姿を見ながら胸にぐっとくるものがありました。舞台を終えて帰ってくる生徒さんたちの笑顔を舞台袖で迎える瞬間が、私にとっての発表会での一番うれしい瞬間です。

 

そして、発表会が終わった後も「発表会効果」を感じています。発表会で大きな生徒さんの演奏を聴いて「自分もあの曲が弾いてみたい」と目標を持った人。発表会の練習を通して練習する習慣がつき、めきめき上達した人。来年はもっと難しい曲を弾くんだ!と、いつもより多くの曲を練習するようになった人。発表会後のレッスンでそういった姿を目にすると、大変だったけれどやって良かったな・・・と思います。

 

またひとつ気持ちを新たにして、日々生徒さんたちと一緒に成長できればと思います。

 

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2016年

3月

06日

年に一度の・・・

昨日は、年に一度の集まりのため、2時間かけて独身時代に暮らしていた地元に行ってきました。かれこれ20年近く前(!)からの、木管アンサンブルメンバーとの集まりです。このメンバー、私の結婚式の時にも演奏してくれたんですよ(*'ω'*)

 

遠くてなかなか会えないのですが、顔を合わせて一緒に音を出せば、すっと馴染めるのが嬉しいです。木管の4人は、それぞれ市民オーケストラなどに所属していますが、ピアノは基本的にソロ楽器。このように他の楽器と一緒に合奏するのはとても楽しくて、大切な仲間です。モーツァルトやベートーヴェンなど次々と2時間ちょっとやって、みんなヘロヘロになっていましたが(管楽器は息を使うので大変ですね~)、私はまだまだいけるよ~!という感じでした。

 

とは言え、お昼もだいぶ過ぎてお腹もすいてきたので、名残惜しいけれど後片付け。その後は恒例の宴会で、これまた話が尽きず、帰宅が少し遅くなってしまいました。みんなそれぞれ環境が変わっても、こうして集まって一緒に音楽をできることに感謝です。また来年(かな?)!

 

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2016年

1月

09日

2016年 明けましておめでとうございます

今年の冬は暖かく、穏やかなお正月でした。

皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。

 

年末はクリスマスぎりぎりまで生徒さんたちがいらしていたのに加え、自分の発表会や家のことなどバタバタと過ごし、あっという間に年の瀬を迎えてしまいました。年末最後の数日間で、家族で「しまなみ海道」と道後温泉に行ってきました。ジブリの「千と千尋」を見てから、湯屋のモデルになったともいわれる道後温泉に行ってみたいとずっと思っていて今回実現したのですが、思っていたよりこぢんまりしていたものの、雰囲気たっぷりの建物に見とれてしまいました。しまなみ海道の美しい景色を見て、瀬戸内のおいしいお魚を頂き、ゆったりと温泉につかって、すっかりバタバタの疲れを癒してきました。

 

早くも新年のレッスンが始まり、生徒の皆さんからお正月のできごとやお年玉を何に使うかなど、楽しいお話をお聞きして、すっかり通常モードです。そろそろみんなの発表会の曲選びもしなくては・・・

 

今年も元気で、生徒の皆さんと楽しくピアノに向かっていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

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2015年

9月

18日

地域の先生方と

毎月1回、この地域で個人でピアノ教室をされている先生方との勉強会に参加させていただいています。主に小さな連弾曲を持ち寄り、連弾を楽しみながら、ここはこうしたらどうかなど意見を出し合う会で、よい勉強をさせて頂いています。


先日、その会の帰りに、生徒さん用の楽譜を調達しようと楽譜店に立ち寄りました。すると熱心に楽譜棚を見ている人が・・・たった今、勉強会で一緒だった先生です。「あら!いらしてたのね!」と声をおかけすると、そこへまた次々に勉強会帰りの先生方が・・・あっという間に4人集まってしまいました。


そこでひとしきり、生徒さんにどのような教材を使っているかの話で盛り上がりました。ピアノの教材は、導入期のものだけでも数え切れないほどあり、選ぶのに苦労します。どの先生も、ご自分の教室で使う基本の教材は大体決めていながらも、生徒さんによって少しずつ選ぶ教材を変えていらっしゃるようで、「こういう子にこの教材を使ってみたら、すごく喜んでやってくれた」「これは内容は良いんだけれどレイアウトがちょっと見にくいよね」「これはテクニックをまんべんなく身につけられるよね」「これは良い教材だけど、ボリュームが多すぎて、どんどん進めて達成感が欲しい子にはちょっとキツい」「この教材が終了したら、次は何を使っている?」・・・等々、楽譜棚の前で実際の楽譜を見ながら話が弾みました。


普段、他の先生方がどういう教材を使われているか、またそれをどのような意図で使われているかといったお話を聞く機会はあまりないので、貴重な情報交換のひと時でした。同時に、どの先生方も、一人ひとり違う生徒さんたちの顔を思い浮かべながら、その子が少しでも上達してくれるように、楽しんでピアノに向かってくれるようにと心を砕いていらっしゃるのだなぁと改めて感心し、私も見習わなければと心を新たにしました。収穫の多い一日でした。


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2015年

8月

03日

生まれ変わったピアノ

久しぶりの更新となりました。

今年の夏はまさに「酷暑」で、エアコンをつけてやや引きこもり気味です。


今日は調律師さんが来られました。

今回は初めて、少し大がかりな作業をして頂きました。ピアノの内部にあるハンマーを削る作業です。「ファイリング」と言うそうです。


ピアノは、金属製の弦をハンマーで叩くことで音が出ます。弦に当たる部分にはフェルトが巻いてあるのですが、長年使っているとこのフェルトが固くなり、打弦による溝がクッキリとできてしまいます。私のピアノも長年使っているのでこのようになっており、音が固く、少しキンキン響くのが気になっていました。なので、前回の調律の時に、次回この作業をして頂くようにお願いしていたのです。


写真にあるように、ピアノを分解して、88鍵あるハンマーを手作業でひとつひとつ削っています。フェルトの細かな粉が飛んで、この作業をやると鼻がムズムズするんだよ!とおっしゃっていました。


午前中からお昼を挟んで午後までかかったファイリング作業と調律が終わり、さてどんな音になったかな? とワクワクしながら弾いてみると・・・

おぉ~~!! ソフトで柔らかな音が出るようになり、表現力がグンとアップしました。このピアノこんな音だったっけ?というくらい音が変わっていました。音が少し狂っていて響きがおかしかったのも調律で直してもらい、弾いていて気持ちよく、ずっと弾いていたい気分です。


さて、明日から来る生徒さんたちで、この変化に気づく子はいるかな?

最近「自分の音をよーく聴いてね」ということをよく言うのですが、自分の音に注意を向けることはとても大切です。生まれ変わったピアノの音に気付いてくれる生徒さんがいたら嬉しいです。


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