ヘングレ

友人のお誘いで「ヘングレ」を観に行ってきました。

「ヘングレ」・・・「ヘンゼルとグレーテル」というフンパーティンクのオペラです。蛇足ですが、こういった妙な言い回し(?)は、音楽をやっている人の間でよく耳にします。「ベト5(ベートーベンの第5番交響曲)」とか、「ブラ1(ブラームスの第1番交響曲)」とか。

 

今回の舞台は、某大学の音楽専攻の学生さんたちの卒業公演でした。

300人ちょっと入るこぢんまりしたホールでしたが、席は8割方埋まっていて、なかなかの盛況。オペラの内容は、グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」そのもので、森に出かけたヘンゼルとグレーテルが迷子になってお菓子の家に住む魔女につかまり、機転を利かせて魔女をかまどの中に入れてやっつけてハッピーエンド・・・というものです。学生さんたちは、この日のために2年間練習してきたそうで、なかなかの力演でした。

 

あらすじは他愛のないものですが、曲がすばらしく、森の中の光がうつろう様子や夜になって不気味に揺れる木々の様子など、ちょっとディズニーの映画を見ているような気分になりました。今回は原語(ドイツ語)での演奏だったのですが、字幕を出してくれていたので、一緒に連れて行った小学生の子どもも楽しめたようです。魔女とヘンゼル・グレーテルのゆかいなやりとりにゲラゲラ笑いながら観ていました。

 

楽しいイベントに誘ってくれた友人に感謝!