旧交を温める

今週は5週目で、レッスンはお休みさせて頂いています。

この機会に、いろいろな人とお会いしています。

 

月曜日は大学の同級生と。お互いピアノを教えており、発表会でお手伝いしたりお手伝いして頂いたりしています。9月にあった発表会の打ち上げを兼ねての楽しいランチでした。

 

火曜日は、少し離れて暮らしている母・妹と。

 

そして水曜日は、高校生の時にお世話になっていた声楽の先生とお会いしてきました。私が妊婦の時にお会いして以来なので、十数年ぶりです。

 

やはり声を出している方というのは違うのでしょうか、今年74歳とは思えない若々しい張りのあるお声とお姿で、思っていたイメージと全く変わっていらっしゃいませんでした。

 

音楽の世界の先生というのはひと癖もふた癖もある方が多いとよく聞くのですが、この先生はカラッとした江戸っ子気質で、お話もとびきり面白い先生です。私は歌がとても苦手で、でも入学試験に声楽があったので嫌々レッスンに通っていたのですが(そして先生からはいつも厳しい指導を頂いていましたが)、この先生は大好きでした。思えば、同時期にお世話になっていたピアノの恩師も、物をはっきりおっしゃるけれど温かくて裏表のない江戸っ子気質の先生でした。よい先生方に巡り合えて本当に幸せだったと、今さらながら思います。

 

先生が芸大を受験することになったいきさつのお話や、現在教えていらっしゃるお弟子さんの話(50代で音大を受験すると頑張っていらっしゃる方だそうです。すごい!)、また、まだ現役で活躍していらっしゃるご自身のリサイタルの話などをお聞きして、私も頑張らなきゃと元気を頂きました。

 

私も先生くらいの年齢になっても音楽に関わっていたいな、そして、こうやって昔の教え子が訪ねてきてくれるような指導者になれたらどんなに嬉しいだろう、と思いつつ、またの再会をお約束して帰途につきました。