モーツァルトとタイガース

夏休みももうすぐ終わりますね。

 

先日、阪神タイガースファンの家族に付き合って、甲子園球場へ阪神戦を見に行ってきました。

横浜スタジアムでのビジター戦は何回も行っているのですが、本拠地甲子園は全く別物!

球場の外も中も、タイガースカラーの真っ黄色で埋め尽くされていて、プロ野球界トップクラス(?)と言われる応援にタジタジでした(汗)

 

話は飛ぶのですが、以前モーツァルトの「トルコ行進曲」について調べていた時のこと。「トルコ行進曲」は、当時世界一強いと恐れられていたオスマントルコの軍楽隊の演奏に着想を得て作曲されたと言われています。この軍楽隊の特徴的なリズムが「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」というもので、だから「トルコ行進曲」もそういったリズムで書かれているそうです。もうひとつ有名な「トルコ行進曲」にベートーヴェン作曲のものがありますが、これも、曲は違えど同じリズムになっています。

 

これを知って「ほ~!」と感心した私は、早速家族にその話をしました。

それを聞いた家族は「ん? そのリズムはどこかで聞き覚えが・・・ あっ!タイガースの応援のリズムだ!」と・・・(@_@)

 

たしかに・・・タイガースの応援にはいろんなパターンがあるのですが、「かっとばせー だーれだれ(選手の名前)」のような掛け声から、選手それぞれにある応援歌、それから球団の応援歌「六甲おろし」まで、どれもが「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」というリズムに乗って演奏(?)されるんです。

 

タイガースとモーツァルトの意外な共通点・・・さらに思い起こしてみると、タイガースに限らず高校野球の応援とか、さらには誰かを応援するいろんな場面でこのリズムを耳にするような気もしてきました。うーん、なぜなんでしょう?人間の本能のどこかに根ざしたリズムなのでしょうか。

 

特にタイガースファンというわけではない私は、甲子園球場で「ジャン・ジャン・ジャンジャンジャン」のリズムで熱狂的に応援する皆さんを見ながら、そんなことを考えていました。